11月30日(土)から12月1日(日)にかけて岡山県瀬戸内市のいこいの村で開催された、2024年度の中国地方BBS大会に、東広島地区BBS会から4人の会員が参加しました! 会場は海沿いの非常に美しい環境で、会員にとって貴重な学びの機会となりました。
1日目の午後、式典によって大会がスタートし、記念撮影の後、犯罪社会学に関連する記念講演「コウセイを支える社会の力」が開催されました。少年院に勤務する長橋こうすけさんをお招きし、少年少女と更生保護についてうかがいました。非行に走ってしまう子どもたちは、家庭環境の問題や、学校になじめないなど教育機会にまつわる問題を抱えていることが多く、孤独を感じていたり、自分でSOSを出すことができなかったりする場合も少なくないこと、だからこそ更生を目指すにあたっては、子どもたちにとってモデルとなる大人がいることが非常に重要であるということを、改めて知ることができました。また、1日目の夜には親睦会が行われました。会員たちは二次会にも参加し、他県の会員や、社会人として活動する会員の方々と親睦を深めることができました。
2日目の午前中には、岡山県の長島に位置する愛生園歴史館を訪問しました。長島愛生園は、かつてハンセン病の患者の方々を収容する療養所として用いられた施設で、現在ではハンセン病やその後遺症、これまでの歴史などを学ぶことができるほか、当時入所していた方々の使用していた品物や日記などが展示されています。二時間という短い時間ではありましたが、当時の患者の方々やその家族の方々が置かれた状況について、様々なことを知ることができた濃密な時間でした。また、療養所で学生時代を過ごし、後に社会復帰した方々の生き方などは、現在BBS会員として携わっている、様々な施設で過ごす子どもたちとも通じる部分があると感じました。
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